鈴鹿市

大御寶神社:三重県鈴鹿市小田町

三重県亀山市との市境となる三重県鈴鹿市小田町に鎮座する大御寶神社の紹介です。社名は「おおみたから」と読み、御祭神は建速須佐之男命。明治41年に川俣神社に合祀されるが昭和22年に分祀復座した神社になります。

神社情報

  • 神社名:大御寶神社(おおみたからじんじゃ)
  • 鎮座地:三重県鈴鹿市小田町五五四番地

アクセス:JR東海 関西本線「井田川駅」徒歩9分 │ 駐車場:×

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御祭神

  • 建速須佐之男命

配祀神

  • 道反大神
  • 久那斗神
  • 八衢比古神
  • 八衢比売神
  • 宇迦之魂神
  • 木花咲耶比売命
  • 瀬織津比売命
  • 速佐須良比売命

ポイント

大御寶神社の八柱の配祀神は旧井田川村大字小田に鎮座していた神社の御祭神になります。井田川村は海善寺村、川合村、小田村、西富田村、中富田村、和泉村、和田村・井尻村の八ヶ村が合併してできた村であり、昭和二十九年には亀山町などと合併して亀山市が発足し消滅しています。その後、小田町、西富田、中富田、和泉は鈴鹿市に分割合併となっています。井田川村の消滅年に先立つ昭和二十六年、一度は川俣神社に合祀された神社が八地区に分祀されています。しかし、合祀される以前の形での分祀ではなく各地区の主たる神社にまとめた形での分祀となっています。

  • 大字小田鎮座:山神社(御祭神:久那斗神、八衢比古神、八衢比売神)
  • 大字小田鎮座:社護神(御祭神:道反大神)
  • 大字小田鎮座:奥 宮(御祭神:宇迦之魂神)
  • 大字小田鎮座:富士社(御祭神:木花咲耶比売命)
  • 大字小田鎮座:鈴鹿社(御祭神:瀬織津比売命、速佐須良比売命)
  • 大字小田鎮座:津島社(御祭神:建速須佐之男命)

社格等

  • 延喜式神名帳:ー
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:ー

境内社

由緒・社歴

明治四十一年に、鈴鹿郡井田川村大字和泉に鎮座する川俣神社に合祀された。太平洋戦争終戦によりそれまでの国による神社管理(国家神道)が終結し、氏子の熱意が大きかったのか昭和二十三年、現在の境内地に分祀奉斎されています。川俣神社の境外社として奉斎されてきたが昭和二十六年、神社本庁所属神社として独立承認を受けています。

 大正四年に発刊された「鈴鹿郡郷土史」には、大字和泉に鎮座する川俣神社に合祀された三十三の神社の社名と御祭神が記されています。そこには「大御寶神社、大字小田に在りて、建速須佐之男命を祭りしものなり。」と記されています。

  • 創建:不詳
  • 分祀:昭和二十三年(1948年)
  • 再興:昭和二十六年(1951年)
  • 創建:不詳
  • 明治四十一年:大字和泉鎮座「川俣神社」に合祀
  • 昭和二十三年;現在の境内地に分祀復座
  • 昭和二十六年:神社庁所轄神社として創建

鈴鹿郡井田川村:川俣神社

明治四十一年に井田川村内の神社を大字和泉に鎮座する「川俣神社」に合祀したが、昭和二十三年に各地区に分祀した神社は下記の通り

  • 旧和泉村:川俣神社(御祭神:大穴牟遅命)
  • 旧海善寺村:若一大神社(御祭神:正哉吾勝勝速日天忍穂耳命)
  • 旧川合村:須佐之男神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧小田村:大御寶神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧西富田村:川俣神社(御祭神:多紀理毘売命)
  • 旧中富田村:川俣神社(御祭神:大毘古命)
  • 旧和田村:和田神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧井尻村:神明社(御祭神:天照大御神)

明治時代に行われた神社合祀を太平洋戦争後まさに否定するかのように井田川村を構成した旧八ヶ村に分祀が行われているのが非常に印象に残ります。地元の総意からいかにかけ離れた神社合祀だったのかがここからも判りますね。

祭式

  • 例大祭:未確認
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 大御寶神社の境内へ通じる道は非常にわかりにくい&伝えにくかったりします。JR東海の関西本線沿いに鎮座しているので地図を見ながら神社を目指すのですが、近くまで行けるのですが最後の100mほどが分かりにくいんです。最終的に本当にここ通るのか?って思ってしまう、まるで神社の隣家の敷地を通り抜けるような場所を通り抜けるとようやく大御寶神社の境内入口に辿り着く事ができます。今まで巡ってきた神社の中でも場所は分かっているのになかなか辿り着けないランキングではかなり上位に入る神社かと思います。

 神道の世界で「大御寶(おおみたから)」のいう言葉は祭式で奏上される「祝詞」で多く使われる言葉になります。意味は「国民」。一説には神道では米作りが国の根幹とされ農耕に携わる人々の事を指すとも。
 新年最初の祭式である「歳旦祭」では新年を迎えた年が良き年である様。神々に祈願する祝詞を奏上するのですが、この祝詞の中にも「国民」とかいて「おおみたから」と読み、「国民がますます栄えるように」と祈願する文章が書かれていたります。

  • 鈴鹿市: 67社鎮座 紹介1社目 1/67
  • 三重県:815社鎮座 紹介3社目 3/815

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 先にも述べましたが、まるで隣家の庭先のような場所を通り抜けて大御寶神社の境内入口に辿り着きました。大御寶神社の境内入口には石造灯籠一対、石造神明鳥居が据えられています。そうそう、ここ大御寶神社には社号標が見当たらず、また境内にも社名がわかるようなものが全くなく、最初本当に大御寶神社なのか?と不安になりました。

 普段は撮影はあまりしないのですが、ふと本殿前に据えられた灯籠が気になって瑞垣内を撮影してみました。この灯籠には「大寶天皇御神前」と竿石部分に彫られています。元々は大御寶神社という社名ではなかったのかも?。もう少し望遠で撮影できたらはっきりとわかってもらえて良かったのですが、この日は望遠機能がほとんどないカメラしか持っていなかったのでこれで限界でした・・。

 実はこの日撮影に使っているカメラはアクションカメラで知られているGoProだったりします。普段使っているカメラが不調になった(ペンタックスのカメラを使っているのですが、ペンタックスのカメラの持病とも言われている”黒死病”を発症して露出機能がおかしくなってしまい使い物にならなくなってしまいました・・・。)そこでものは試しということで、引っ越す前の愛知県に住んでいた時の氏子である神社で行われている”手筒花火”の奉納風景を撮影する時くらいしか使っていなかったGoProを引っ張り出して、これの写真撮影機能で撮影してみました。望遠機能はほぼ”無い”のは仕様上仕方ないのですが、広角に撮影できるところが想像以上”使える”のが分かって、もしかしてブログに使うくらいの写真撮影ならこれで十分なのでは?思っています。

ただ、アクションカメラであるGoProをスチールカメラとして使おうと思うとその形状から撮影しにくいので、こんなものを導入してみました。

ぶっちゃけあまり期待せずに導入してみたんですが、これ・・・いいですよ。ほぼ動画撮影専用のGoProで静止画撮影が気軽にできて、それでいて非常にコンパクトなので、バイクで神社巡りしている自分にとっては最適解のカメラの一つになっていきそうです。

 切妻瓦葺平入に庇による向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

 境内の一角に近隣から集められたと思われる「山祇神」と彫られた石碑になります。

 伊勢神宮、氏神の神社、そして皆様が崇敬している神社の御神札をご自宅にお祀りされていますか?
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