三重県鈴鹿市三宅町に鎮座する延喜式内社の論社である三宅神社の紹介になります。御祭神は天手力雄命。創建は不詳ですが、古くは大和朝廷により屯倉が置かれた場所だとされ、江戸時代には手力明神とも呼ばれていたそうです。
神社情報
- 神社名:三宅神社
- 鎮座地:三重県鈴鹿市三宅町一二五九番地
アクセス:JR東海 紀勢本線「下庄駅」徒歩46分 │ 駐車場:◯
< 紹介した三重県に鎮座する神社一覧 >
御祭神
- 天手力雄命
配祀神
- 金山毘古命
- 稲倉魂命
- 豊宇賀売命
- 迦具土命
- 誉田別尊
- 大鷦鷯尊
- 足中彦命
- 大山祇命
- 素盞嗚命
- 天鈿女命
- 木花咲夜毘売命
- 天児屋根命
- 猿田彦命
- 国狭槌尊
- 稲田雷光神
- 大日孁命
社格等
- 延喜式神名帳:伊勢國鈴鹿郡 三宅神社
- 延喜式神名帳:伊勢國河曲郡 大鹿三宅神社
- 延喜式神名帳:伊勢國安芸郡 加和良神社
- 国史見在社 :ー
- 近代社格制度:村社
境内社
- 稲荷社
- 白龍社
- 子孫繁栄社
境内社に宇佐八幡神社、春日神社、伊那利神社の三社があるという情報もあるのですが、自分が参拝した時には見当たらず。
- URL:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=3018
- 御朱印:×
- 参拝日:2026-02-23
由緒・社歴
創建は不詳。
江戸時代には「手力明神(ちりきみょうじん)」または「千力大明神(ちりきだいみょうじん)と棟札などに記載されている。前名称は御祭神である「天手力雄命」から称されたのでしょう。後名称は境内地西方を「ちぎりはま」と読んでいた事が由来だろうと思われます。
国府町に鎮座する三宅神社の由緒と同様に大和朝廷の直轄地である「屯倉」が置かれた場所であり、周囲には古墳群、須恵器窯跡群があるなど古代より開発が行われた場所であると考えられている様です。
明治初年に村社に列格し、明治四十年に周辺の無格社を合祀し、翌四十一年に村社長法寺神社も合祀した。(神社本庁の資料では村社には明治六年に列格し、明治三十九年に神饌幣帛料共進指定社となるとしています。)
- 創建:不詳
- 江戸時代:手力明神または千力大明神と称す
- 明治初年(1867年):村社に列格
- 明治四十年(1907年):周辺の小社を合祀
- 明治四十一年(1908年):村社長法寺神社を合祀
祭式
- 例大祭:十月十日
- 祈年祭:二月二十日
- 新嘗祭:十一月二十三日
参拝記
三宅神社は三宅町と長法寺町の町境に鎮座しています。神社周辺は田園風景が広がっていてこれといった目印はないのですが、鎮守の森が目印となってかなり離れた場所からも境内地がわかるかと思います。

市道から境内に向かう参道が設けられています。一の鳥居とその奥に見える二の鳥居が立つ部分は一般道路(農道?)と共用されています。こんな感じの参道は田園地帯に鎮座する神社によく見かける洋式ですね。

社号標は風化して読みにくくなっていますが確か・・「式内」と合わせて彫られていた記憶があるのですが・・。

二の鳥居の先に鎮守の森が広がり三宅神社の境内入口が設けられています。その左手前は参拝者用の駐車場の様です。

境内入口には石段の先に三の鳥居が設けられています。真っ直ぐ進むと三宅神社の社殿が鎮座し、鳥居の左側に見える朱塗りの鳥居の先には境内社が三社鎮座しています。

瓦葺木造四本柱タイプの手水社になります。三宅神社の手水社は花手水となっています。が、それよりも気になるのが・・

水盤に「加和良神社」と彫られています。ここ三宅神社を延喜式神名帳「伊勢國安芸郡 加和良神社」に比定する説もあるそうで、この水盤がその説に信憑性を付加している感じですね。何やら明治時代までは「加和良神社」として長法寺村の宅山正楽寺が別当として奉斎してきたんだとか。

三宅神社の社殿の両脇に社務所や斎館が建てられていて、境内は広いのですが社殿前は少し圧迫感がある感じがします。こうした社殿配置は自分の記憶では他に遭遇した記憶がないので狭い世界の話になるのですが珍しいのではないかと思います。まあ・・・こんな事を気にする方も他にいない気もしますが。

明治期生まれと思われる狛犬一対になります。

入母屋造瓦葺平入の濡れ園と入母屋破風の向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

本殿は拝殿よりさらに一段高くなった基壇の上に作られた神明造となっています。
- 本殿:神明造(千木:内削ぎ・鰹木:八本)
- 神門;ー
- 幣殿:◯
- 拝殿:◯(平入、向拝あり、濡縁あり)




境内社の白龍社、稲荷社、子孫繁栄社、そして本殿わきに集められた石塔になります。
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