亀山市

石神社:三重県亀山市三寺町 延喜式内社【論社】

三重県亀山市三寺町に鎮座する延喜式内社の論社である石神社の紹介です。御祭神は建速須佐之男命。江戸時代には「比々留明神祠」と呼ばれており、周辺の昼生七郷の惣社になります。

神社情報

  • 神社名:石神社
  • 鎮座地:三重県亀山市三寺町五九◯番地

アクセス:亀山市コミュニティーバス「三寺バス停」徒歩7分 │ 駐車場:◯

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御祭神

  • 建速須佐之男命

配祀神

  • 天兒屋根命
  • 大山比賣命
  • 外七柱

ポイント

三重県神社庁のHPを参照すると、御祭神は主祭神の「建速須佐之男命」のみとなっていますが、昭和十二年に発刊した「郷土調査」によると石神社の御祭神は「建速須佐之男命外九座」としています。式内社調査書によると、石神社は建速須佐之男命・天兒屋根命・大山比賣命の三柱を御祭神とし神社合祀によって合わせて十柱を祀るとしています。が、祀神の明細については記されていないので詳細は不詳です。

社格等

  • 延喜式神名帳:伊勢国鈴鹿郡 石神社
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:村社

境内社

由緒・社歴

 創建は不詳。
 「三国地志」によると以前は「比々留明神祠」と呼ばれ、御祭神は「比々留明神」であり、昼生七郷の惣社として崇敬を集めた。と記されています。昼生七郷とは「ひびる谷」とも呼ばれ、下之荘、上古屋、中之荘、三寺、田茂、阿知本の各村をさす。

 新年元旦に行われる「獅子舞」が亀山市の無形文化財に指定されています。

  • 創建:不詳
  • 明治四十年(1907年):村社列格
  • 明治年間:近隣神社を合祀

祭式

  • 例大祭:十月十日
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 石神社は県道648号線から三寺の集落を通り抜けた山の中に鎮座しています。Googleストリートビューですら石神社の境内までは撮影していなかった、そんな場所になります。三寺の集落には幟ポールが一対設けられた石神社の遥拝所が設けられています。この遥拝所の存在が神社前の道がなかなか厳しいことを示しています。

 こちらが石神社の境内入口になります。一応集落から石神社までは非常に狭い道ながら舗装されているので気をつければ車で向かう事ができるかと思いますが、軽自動車またはバイクをお勧めします。石神社の境内入口には水盤、石造灯籠一対、社号標、真新しい明神鳥居が据えられています。

 境内は別の峯に当たる場所にあるようで一度下って再び登る非常に珍しい参道が設けられています。石神社を紹介してる他サイト様の見てるとこの参道にも木々が茂っていた写真が紹介されていたのですが、なかなかの広範囲で木々が伐採されていました。で、境内入口の写真で紹介していますが鳥居が建て替えられている・・・・何らか関係がありそうな・・・気もしますがどうなんでしょうか。

石神社は延喜式神名帳に記載されている下記の式内社の論社となっています。

  • 伊勢国鈴鹿郡 石神社
    • 【論社】亀山市三寺町鎮座 石神社
    • 【論社】鈴鹿市小社町鎮座 石神社(椿大神社に合祀)

 鈴鹿市小社町にあった石神社は修験道の行場にもなっていたという「石大神」を御神体としていたようですが明治十二年に椿大神社に合祀されています。「石大神」は現在、三重県の天然記念物に指定されてます。
 石神社についてはどちらが式内社として比定された訳ではないようですが、両社の由緒などから今回紹介している三寺町の石神社が本命視されている様です。

  • 亀山市: 20社鎮座 紹介12社目 12/20
  • 三重県:815社鎮座 紹介20社目 20/815

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 参道を登りきった先の境内に据えられた水盤になります。写真を見てて気がついたのですが、水盤には「熊野・・・」と彫られています。これが奉納された方の名前なのか、熊野権現を示しているのか・・・もう現地で少し注意深く見ていればよかったなと思います。

 大正期ごろの生まれと思われる狛犬一対になります。非常に独創的で味のある装飾の狛犬です。

狛犬の特徴

 全国に一万社以上が鎮座する神社のその大半に据えられている「狛犬」。狛犬は邪気を祓い、神前を守護していると考えられています。その為、拝殿の前、参道、境内入口など要所に左右一対で据えられています。

 神道には「神様から見て左側(神前向かって右側)が上位」という思想があり、祭式作法、神社様式など神社に関わるほぼ全てがこの思想の影響を受けています。

 狛犬もこの思想を色濃く反映されていて、向かって右側に口を開いた阿像、向かって左側に口を閉じた吽像が据えられています。口を開いたり口を閉じたりしているのは、阿吽は、インゴのサンスクリット語の最初の音「ア」と最後の音「ウン」を発音した時の口の形を表しているとも言われ、「宇宙の最初と最後」を意味しているとも。この事から、「ア」を表現している阿像が上位としている訳です。

 切妻造瓦葺平入の向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

  • 本殿:神明造(千木:内削ぎ・鰹木:四本)
  • 幣殿:ー
  • 拝殿:◯(平入、向拝あり:亀山市周辺の神社で散見できる建築様式)

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