亀山市

江神社:三重県亀山市 延喜式内社(論社)

三重県亀山市下庄町に鎮座する延喜式内社の「大井神社二座」と「江神社論社」と論社なる江神社(えのじんじゃ)の紹介です。御祭神は水の神とされる「高龗神。江戸時代には鈴宮とも呼ばれていたという。

神社情報

  • 神社名:江神社
  • 鎮座地:三重県亀山市下庄町二六〇四番地

アクセス:JR東海 紀勢本線「下庄駅」徒歩23分 │ 駐車場:◯

< 紹介した三重県に鎮座する神社一覧 >

御祭神

  • 高龗神

配祀神

  • 大山祇命
  • 建速須佐之男命
  • 石凝姥命
  • 正哉吾勝勝速日天忍穂耳命
  • 白山媛命
  • 火之迦具津知命
  • 大日孁命

ポイント

 江神社の御祭神である「高龗神」は「たかおかみのかみ」と読みます。京都に鎮座する全国二千社を数える水神の総本宮である貴船神社の御祭神であり「降雨・止雨を司る龍神であり、雲を呼び、雨を降らせ、陽を招き、降った雨を地中に蓄えさせて、それを少しずつ適量に湧き出させる働きを司る神」であるとしています。
 古事記・日本書紀に登場する神で伊弉諾尊が火之迦具土命を斬った剣の柄に溜った血から生まれた神になり、火の神として有名な火之迦具土命から生まれた神が水の神である高龗神としている所に古代日本人の自然に対する意識を感じ取れる部分かと思います。

社格等

  • 延喜式神名帳:伊勢國鈴鹿郡 江神社
  • 延喜式神名帳:伊勢國鈴鹿郡 大井神社
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:村社

境内社

由緒・社歴

 創建は不詳であるが「延喜式神名帳」の「伊勢國鈴鹿郡 江神社」または「伊勢國鈴鹿郡 大井神社」の論社とされる古社になります。江戸時代の慶長十八年の棟札に「鈴大明神」とあり、鈴宮と通称していた様です。元和七年(1622年)に現在の境内地に遷座したといい、元々は村内に沼がありその続きに江ノ森があり、そこに鎮座していたが沼は浅くなり、森も開発された為だという。
 明治四十年、村社に列格する。

  • 創建:不詳
  • 慶長十八年(1613年):鈴大明神の名の棟札現存
  • 元和七年(1622年):現在の境内地に遷座
  • 明治四十年(1907年):村社に列格

祭式

  • 例大祭:十月十日
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 津市の河芸方面から亀山に抜ける国道306号線を北上していると突然「←江神社」とか書かれている看板が現れます。三重に引っ越す前からこの場所を走ることがあって有名な神社なのかな?と思いながらいつも通過していたのですがようやく今回参拝する事ができました。この「←江神社」または「江神社→」の看板を見て気になった方は自分以外にも絶対にいるはず!

江神社の境内入口になります。社号標、石造神明鳥居、手水社、石造灯籠一対、由緒板が据えられ、鳥居の先には境内に通じる石段の参道が伸びています。ここからまさに鎮守の森に入っていく・・・そんな感じの境内入口になっています。

 鳥居脇に据えられた小ぶりな銅板葺木と鉄ハイブリッド構造の手水社になります。

由緒のところでも紹介していますが、江神社は下記に紹介する延喜式内社の論社となります。

  • 伊勢國鈴鹿郡 大井神社二座
    • 【論社】鈴鹿郡関町:大井神社(関神社に合祀)
    • 【論社】鈴鹿郡山邉:大井神社(川神社合祀→昭和二十六年分祀)
    • 【論社】鈴鹿郡下庄:江神社
  • 伊勢國鈴鹿郡 江神社
    • 【論社】鈴鹿郡国府:江神社(三宅神社に合祀)
    • 【論社】鈴鹿郡下庄:江神社
  • 亀山市:20社鎮座 紹介10社目 10/20
  • 三重県:815社鎮座 紹介18社目 18/815

< 紹介した三重県に鎮座する神社一覧 >

 石段を登り始めて、思ったより登るな・・・というのが率直な感想です。

 途中、二の鳥居が現れ、さらにその先に石段が続いています。鳥居と石段の間は神社関係者の方が使う車道が横切っています。

 石段の先には社殿が見えています。

 大正生まれと思われる狛犬一対になります。途中、GoProの設定がおかしくなって手ブレしまくっていました・・・。なぜに・・。

狛犬の特徴

 全国に一万社以上が鎮座する神社のその大半に据えられている「狛犬」。狛犬は邪気を祓い、神前を守護していると考えられています。その為、拝殿の前、参道、境内入口など要所に左右一対で据えられています。

 神道には「神様から見て左側(神前向かって右側)が上位」という思想があり、祭式作法、神社様式など神社に関わるほぼ全てがこの思想の影響を受けています。

 狛犬もこの思想を色濃く反映されていて、向かって右側に口を開いた阿像、向かって左側に口を閉じた吽像が据えられています。口を開いたり口を閉じたりしているのは、阿吽は、インゴのサンスクリット語の最初の音「ア」と最後の音「ウン」を発音した時の口の形を表しているとも言われ、「宇宙の最初と最後」を意味しているとも。この事から、「ア」を表現している阿像が上位としている訳です。

 入母屋造瓦葺平入の入母屋破風の向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

 実はこの日撮影に使っているカメラはアクションカメラで知られているGoProだったりします。普段使っているカメラが不調になった(ペンタックスのカメラを使っているのですが、ペンタックスのカメラの持病とも言われている”黒死病”を発症して露出機能がおかしくなってしまい使い物にならなくなってしまいました・・・。)そこでものは試しということで、引っ越す前の愛知県に住んでいた時の氏子である神社で行われている”手筒花火”の奉納風景を撮影する時くらいしか使っていなかったGoProを引っ張り出して、これの写真撮影機能で撮影してみました。望遠機能はほぼ”無い”のは仕様上仕方ないのですが、広角に撮影できるところが想像以上”使える”のが分かって、もしかしてブログに使うくらいの写真撮影ならこれで十分なのでは?思っています。

ただ、アクションカメラであるGoProをスチールカメラとして使おうと思うとその形状から撮影しにくいので、こんなものを導入してみました。

ぶっちゃけあまり期待せずに導入してみたんですが、これ・・・いいですよ。ほぼ動画撮影専用のGoProで静止画撮影が気軽にできて、それでいて非常にコンパクトなので、バイクで神社巡りしている自分にとっては最適解のカメラの一つになっていきそうです。

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