鈴鹿市

岡太神社:三重県鈴鹿市岡田

三重県鈴鹿市岡田に鎮座する延喜式内社「伊勢国河曲郡 岡太神社」に比定される岡太神社の紹介になります。御祭神は住吉三柱とも呼ばれる底筒男之命、中筒男之命、表筒男之命。詳細は不詳ですが江戸時代には六所大明神とも呼ばれていたそうです。

神社情報

  • 神社名:岡太神社
  • 鎮座地:三重県鈴鹿市岡田一丁目三番地二十二号

アクセス:近畿日本鉄道 鈴鹿線「平田町駅」徒歩11分 │ 駐車場:◯

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御祭神

  • 底筒男之命
  • 中筒男之命
  • 表筒男之命

 岡太神社の御祭神は「住吉三神」とも呼ばれる底筒男之命、中筒男之命、表筒男之命の三柱であるとしています。伊弉諾尊が「筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原」にて禊を行った際に水の中で化成した神々になり、海上交通の神として古くから信仰を集め「住吉大社」の御祭神であることでも有名です。

配祀神

  • 倉稲魂神

ポイント

 式内社調査報告書によると、岡太神社は明治三十九年から四十一年にかけて弓削、岡田、平田、算所に鎮座する神社を合祀し二十二柱の御祭神を祀っていたが、昭和四十一年に算所の八幡神社と平田の神明社(川俣神社)を分祀した為御祭神が減祀となっていますが、合祀した弓削、岡田の各神社の御祭神はその奉斎しており、底筒男之命、中筒男之命、表筒男之命の他に速玉男之命、伊邪那美命、少彦名命、豊受皇大神、大歳神、建速須佐之男命、大事忍男命、大山祇神の合計十一柱を御祭神であるとしています。

社格等

  • 延喜式神名帳:伊勢國河曲郡 岡太神社
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:村社

境内社

由緒・社歴

 創建由緒は不詳。
 明治六年に村社に列格し、明治三十九年から四十一年にかけて合祀を行い、大正元年に神饌幣帛料共進指定社となる。
 昭和四十一年、算所の八幡神社と平田の神明社(川俣神社)を分祀する。

  • 創建:不詳
  • 江戸時代:六所大明神とよばれる
  • 明治六年(1873年):村社に列格
  • 明治三十九年〜四十一年:弓削、岡田、平田、算所の神社を合祀
  • 大正元年(1912年):神饌幣帛料共進指定社となる。
  • 昭和四十一年(1966年):算所の八幡神社、平田の神明社(川俣神社)を分祀

祭式

  • 例大祭:十月十四日
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 近鉄鈴鹿線の終着駅である「平田町駅」から北側の住宅地の中に鎮座しているのが今回紹介する岡太神社になります。社殿は南向きとなっているのですが、参道は北入りになっている神社になります。ただ、上記ストリートビューのように境内の南側に設けられた境内入口も用意されていますが、作り的に後から作られた気がします。

 ストリートビューとは一転してこちらが岡太神社の参道入口になります。この場所は境内の北側に位置しており、南にある境内に向かって参道が伸びています。参拝した時間がすでに日が西にかなり傾いてしまっていてなんだか薄暗くわかりにくい写真になってしまい申し訳ないです。もう少し日が高いときに今後は神社を巡っていくことを心がけてまいります。

 延喜と合わせて彫られた社号標になります。参道入り口には石造灯籠一対、神明鳥居、そしてこの社号標が据えられています。

 少しわかりにくいですが、山道を進んでいくと社殿の裏側から境内に入っていく形になります。鎮守の森の中に本殿の背中が見えているのがわかりますかね。参道には両脇に何基もの灯籠が対で据えられています。

 さらに参道を進んでいくと村内に据えられていたであろう山神の石塔が集められていました。

 岡太神社が鎮座する岡田地区は延喜式が記された平安時代の頃は河曲郡に属していたが、江戸時代初期の明暦年中(1655-58年)の頃に鈴鹿郡に郡替となっている様です。こうした郡替は川の氾濫などで流れが変わってしまった際などで行われていたようで、鈴鹿川の川の流れが変わった可能性があります。この為、現在は旧鈴鹿郡に鎮座する岡太神社ですが、縁起式神名帳では「河曲郡 岡太神社」の比定社となっています。

昭和四十一年(1966年)に分祀した算所の八幡神社、平田の神明社(川俣神社)についても当サイトでは当然参拝し紹介記事を作成していますので、是非そちらの記事も目を通していただけると幸いです。

  • 鈴鹿市: 67社鎮座 紹介: 13社目 
  • 三重県:815社鎮座 紹介: 33社目

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 多分四本柱タイプの手水社があったんだろう跡が残っている水盤になります。

 昭和期生まれと思われる狛犬一対になります。

狛犬の特徴

 全国に一万社以上が鎮座する神社のその大半に据えられている「狛犬」。狛犬は邪気を祓い、神前を守護していると考えられています。その為、拝殿の前、参道、境内入口など要所に左右一対で据えられています。

 神道には「神様から見て左側(神前向かって右側)が上位」という思想があり、祭式作法、神社様式など神社に関わるほぼ全てがこの思想の影響を受けています。

 狛犬もこの思想を色濃く反映されていて、向かって右側に口を開いた阿像、向かって左側に口を閉じた吽像が据えられています。口を開いたり口を閉じたりしているのは、阿吽は、インゴのサンスクリット語の最初の音「ア」と最後の音「ウン」を発音した時の口の形を表しているとも言われ、「宇宙の最初と最後」を意味しているとも。この事から、「ア」を表現している阿像が上位としている訳です。

 切妻造瓦葺平入の切妻造りの庇による向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

ブロック塀による瑞垣に囲まれた神明造の本殿になります。ブロック塀上の有刺鉄線が物々しい雰囲気を醸し出していますね。

  • 本殿:神明造(千木:内削ぎ・鰹木:六本)
  • 神門;ー
  • 幣殿:◯
  • 拝殿:◯(屋根:切妻造瓦葺、平入、向拝:◯、濡縁:×)

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