鈴鹿市

川俣神社:三重県鈴鹿市平田本町 延喜式内社【論社】

 三重県鈴鹿市平田本町に鎮座する延喜式内社「川俣神社」の論社である川俣神社の紹介になります。御祭神は品陀和気命以下七柱または大比古命。六社ある川俣神社の論社の中で一番下流に鎮座し、明治の神社号施策によって一旦は岡太神社に合祀されますが、昭和二十六年に分祀復座しています。

神社情報

  • 神社名:川俣神社
  • 鎮座地:三重県鈴鹿市平田本町一丁目一〇番地三〇号

アクセス:近畿日本鉄道 鈴鹿線「平田駅」徒歩11分 │ 駐車場:◯

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御祭神

  • 品陀和気命

配祀神

  • 木花佐久夜毘売命
  • 天照大神
  • 速須佐之男命
  • 天児屋根命
  • 大山祇命
  • 大穴牟遅命
  • 猿田彦命

ポイント

 上記御祭神のデータについては三重県神社庁のHPを参考にしているのですが、牧田地区文化遺産のHPによると、元の御祭神は上記の品陀和気命以下七柱となっていたが、現在は川俣氏の遠祖である「大比古命」を祀るとしています。
 元々の川俣神社の御祭神は品陀和気命であったという事は、元々は八幡社だったのであろうと推察することができ、遷座をしていく中で川俣神社へと改称されていったのかと思われます。

社格等

  • 延喜式神名帳:伊勢国鈴鹿郡 川俣神社
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:村社

境内社

由緒・社歴

 創建は不詳。
 元々は柳の森と呼ばれる場所に鎮座していたといい、寛文年中(1661-73年)に現在地に鎮座していた神明社の送電に遷座した。
 明治四十一年(1908年)、岡太神社に合祀される。
 昭和二十六年(1951年)、元の境内地に分祠再興した。

  • 創建:不詳
  • 寛文年中(1661−73年):現在地に遷座
  • 明治六年(1873年):村社に列格
  • 明治四十一年(1908年):神社合祀令により岡太神社に合祀
  • 昭和二十六年(1951年):岡太神社より分祠再興

祭式

  • 例大祭:十月第二日曜日
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 近鉄鈴鹿線の終着駅である平田駅から北西の住宅地に鎮座しているのが延喜式内社の論社である川俣神社になります。自分が参拝した時(2026年)は境内の木々が間引きのように伐採されているのでストリートビューで写っている境内に比べるとさっぱりした雰囲気になっています。

 思ったより境内全体の雰囲気がわかる写真を撮影していなかったのでこんなアングルで申し訳ないです。境内全体の雰囲気は、本来は石材などの瑞垣などで境内を囲むところをフェンスを用いている事から公園の中に神社の社殿が鎮座しているような感じを受けます。それだけ開放的な境内であるとも言えるかと。

 銅板葺木造二本柱タイプの手水社になります。参拝している時は気にならなかったのですが、写真を加工しているときに気がついたのですが、手水社にこんな感じでしめ縄を掲げているところは・・・他にあるのかな?っていうくらい少数派だと思われます。

 延喜式神名帳に記載されている「伊勢国鈴鹿郡 川俣神社」について、鈴鹿川の流域に論社が六社鎮座しています。川俣神社の社名から川俣氏に関係しているとも鈴鹿川の川俣(合流が分流が発生している所)に鎮座していたからとも言われていますが、現在まで論社の中で「ここが川俣神社である」という比定はこれまで行われていません。ただ、色々資料を見ていくと、有力な論社とうーん、ちょっとなと考えられている論社と分けられている様です。
 当サイトでも川俣神社の論社六社を全て紹介しているので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

  • 鈴鹿市: 67社鎮座 紹介:12社目 
  • 三重県:815社鎮座 紹介:32社目

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 昭和期生まれと思われる狛犬一対になります。

狛犬の特徴

 全国に一万社以上が鎮座する神社のその大半に据えられている「狛犬」。狛犬は邪気を祓い、神前を守護していると考えられています。その為、拝殿の前、参道、境内入口など要所に左右一対で据えられています。

 神道には「神様から見て左側(神前向かって右側)が上位」という思想があり、祭式作法、神社様式など神社に関わるほぼ全てがこの思想の影響を受けています。

 狛犬もこの思想を色濃く反映されていて、向かって右側に口を開いた阿像、向かって左側に口を閉じた吽像が据えられています。口を開いたり口を閉じたりしているのは、阿吽は、インゴのサンスクリット語の最初の音「ア」と最後の音「ウン」を発音した時の口の形を表しているとも言われ、「宇宙の最初と最後」を意味しているとも。この事から、「ア」を表現している阿像が上位としている訳です。

 入母屋造瓦葺平入の切妻破風の向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。

  • 本殿:神明造(千木:内削ぎ・鰹木:五本)
  • 神門;ー
  • 幣殿:ー
  • 拝殿:◯(入母屋造瓦葺平入、向拝◯、濡縁×)

 社殿脇には集落内に祀られていた山神の石塔が祀られていました。

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