亀山市

神明社:三重県亀山市井尻町

三重県亀山市井尻町に鎮座する神明社の紹介です。御祭神は天照大御神。明治四十一年に川俣神社に合祀されたこともあり詳細は不明なのですが、昭和二十六年に復座再興した神社になります。

神社情報

  • 神社名:神明社
  • 鎮座地:三重県亀山市井尻町一〇六四番地一号

アクセス:三重交通バス「和田バス停」徒歩7分 │ 駐車場:◯

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御祭神

  • 天照大御神

配祀神

  • 品陀和気命
  • 天児屋根命
  • 大山咋命
  • 建速須佐之男命
  • 瀬織津毘売命
  • 伊邪那岐神
  • 大山津見命
  • 速玉之男神
  • 罔象女神
  • 伊邪那美命
  • 大穴牟遅命

ポイント

明治四十一年、井田川村では鎮座する全て神社を和泉町に鎮座する川俣神社に集約するという非常に大規模な神社合祀が行われ、井田川村を構成していた大字井尻(旧井尻村)に鎮座していた神社も全て合祀されたとしています。そして太平洋戦争終戦後となる昭和二十三年に各地元の総意により井田川村の”大字”ごとに分祀復座しており、井尻村の神社も復座した神明社に合祀された形ではありますが井尻に復座しています。

  • 大井神社(御祭神:天照大御神、瀬織津毘売命)

鈴鹿郡郷土誌には上記の大井神社一社のみの記載ですが、亀山歴史博物館の情報では明治五年には神明社、水神社、熊野社、山神、小美社が鎮座していたと期しています。現在の神明社の配祀神の神名を見ると考えうる神社の御祭神とほぼ一致している感じがします。

社格等

  • 延喜式神名帳:ー
  • 国史見在社 :ー
  • 近代社格制度:ー

境内社

  • 牛頭天王社

由緒・社歴

明治四十一年に、鈴鹿郡井田川村大字和泉に鎮座する川俣神社に合祀された。太平洋戦争終戦によりそれまでの国による神社管理(国家神道)が終結し、氏子の熱意が大きかったのか昭和二十三年、現在の境内地に分祀奉斎されています。川俣神社の境外社として奉斎されてきたが昭和二十六年、神社本庁所属神社として独立承認を受けています。

  • 創建:不詳
  • 分祀:昭和二十三年(1948年)十一月二十一日
  • 再興:昭和二十六年(1951年)三月三十一日
  • 創建:不詳
  • 明治四十一年:大字和泉鎮座「川俣神社」に合祀
  • 昭和二十三年;現在の境内地に分祀復座
  • 昭和二十六年:神社庁所轄神社として創建

鈴鹿郡井田川村:川俣神社

明治四十一年に井田川村内の神社を大字和泉に鎮座する「川俣神社」に合祀したが、昭和二十三年に各地区に分祀した神社は下記の通り

  • 旧和泉村:川俣神社(御祭神:大穴牟遅命)
  • 旧海善寺村:若一大神社(御祭神:正哉吾勝勝速日天忍穂耳命)
  • 旧川合村:須佐之男神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧小田村:大御寶神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧西富田村:川俣神社(御祭神:多紀理毘売命)
  • 旧中富田村:川俣神社(御祭神:大毘古命)
  • 旧和田村:和田神社(御祭神:建速須佐之男命)
  • 旧井尻村:神明社(御祭神:天照大御神)

明治時代に行われた神社合祀を太平洋戦争後まさに否定するかのように井田川村を構成した旧八ヶ村に分祀が行われているのが非常に印象に残ります。地元の総意からいかにかけ離れた神社合祀だったのかがここからも判りますね。

祭式

  • 例大祭:未確認
  • 祈年祭:未確認
  • 新嘗祭:未確認

参拝記

 神明社が鎮座する井尻町は鈴鹿川とJR関西本線に挟まれた田園の中の集落といった感じで、その中心に井尻公民館がありその北側に神明社が鎮座しています。周辺の道路は狭いので車で向かう際は気をつけてください。車は公民館の駐車場を使用することになるかと思います。

吾妻鏡によると承久三年(1221年)八月七日「内宮御料、後院領伊勢国安楽村、井後村」と記されています。井後村とは現在の井尻村であるとされ、「この地は承久の乱においてこの地は幕府側に奪取された後、北条政子によって鎌倉方が勝利を収め世の中が平和になったことを奉謝するために伊勢大神宮(内宮)に寄進され、井後御厨いじりみくりやと呼ばれたそうです。

  • 亀山市: 20社鎮座 紹介3社目 3/67
  • 三重県:815社鎮座 紹介7社目 7/815

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石造灯籠一対、幟ポール設置形幟立石一対、少し奥に石造神明鳥居が据えられた境内入口になります。

石造神明鳥居の先は社殿に向かって対の石灯籠が何基か並んでいます。

 鳥居を潜って先に進むと、狛犬一対とその先に社殿が見えてきます。ここ神明社の社殿は拝殿を有していないのがここから見てわかりますね。

 昭和中期生まれの狛犬一対になります。

狛犬の特徴

 全国に一万社以上が鎮座する神社のその大半に据えられている「狛犬」。狛犬は邪気を祓い、神前を守護していると考えられています。その為、拝殿の前、参道、境内入口など要所に左右一対で据えられています。

 神道には「神様から見て左側(神前向かって右側)が上位」という思想があり、祭式作法、神社様式など神社に関わるほぼ全てがこの思想の影響を受けています。

 狛犬もこの思想を色濃く反映されていて、向かって右側に口を開いた阿像、向かって左側に口を閉じた吽像が据えられています。口を開いたり口を閉じたりしているのは、阿吽は、インゴのサンスクリット語の最初の音「ア」と最後の音「ウン」を発音した時の口の形を表しているとも言われ、「宇宙の最初と最後」を意味しているとも。この事から、「ア」を表現している阿像が上位としている訳です。

 瑞垣に囲まれた本殿とその傍に境内社である牛頭天王社が鎮座しています。

 神明造の「本殿」と流造の境内社「牛頭天王社」になります。

 境内の一角には、井尻町内にて祀られていたであろう山神の石碑が祀られていました。

 

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